サッカー天皇杯、日産が優勝
元旦はサッカー天皇杯決勝。フジタ対日産。昭和64年、Jリーグはまだ発足していない。
日産は、柱谷兄弟やロペス・ワグナー(のちの呂比須ワグナー)、木村和司などのタレントを抱えており優勝候補であった。延長前半、ロペスに代わって入った、足を痛めているキャプテン水沼貴史が柱谷兄からのラストパスを受けて決勝ゴール。日産は3年ぶり3度目の日本一に輝いた。なお、のちに日本代表入りする息子の水沼宏太が生まれる1年前のことである。
選手層の厚さや怪我人のことを踏まえて加茂監督は「家計簿みたいにやりくりでやってきた」と表現。
JSL杯、天皇杯、それから前半を終えた日本リーグ、すべて合わせて計21試合で全勝の21勝。貯金はやりくり不要で巨万の21。